2016年9月18日日曜日

アメリカの大学受験ーFAFSAのアカウントを作る

ということで、夕食後に娘と一緒にFAFSAの作業を始める。大学のサイトに行き、授業料(Tuition)の箇所に行くと大体FAFSAのリンクが張られているので、そこをクリック。

初めてなので新規アカウント作成を選択。名前とソーシャルセキュリティナンバーと生年月日を入力。ということはSSNがないとアカウントを作れないFAFSAを作成できない授業料の一部免除も申請できない、ということ。

情報を入力してしばらくすると、新規パスワードの設定を要求される。これは多分一時的なパスワードだと思うけれど、よくわからない。アメリカのこの手の手続きは「良く分からないことが多い」ことが前提で、「良く分からない場合」は深く考えないでとりあえず進むのが大事。なので、設定したパスワードを使って先へ進む。

住所やメールアドレスや電話番号等々、を入力していく。我々はUS市民ではないが、グリーンカードを有している。申請者のステイタスを聞かれる欄があり、少し分かりづらかったけれど、法律的に居住が認められている立場としてグリーンカードの番号をan alien registration numberとして入力(ここが少し迷った)。

ある程度まで進むと、受験予定の大学のリストとその登録番号を聞かれた。作成されたFAFSAは、リスト先の大学へ送られる。これらの大学で受験性が合格を受け取っていたら、各大学の担当は受験生と成績とFAFSAを元に免除やら奨学金やらワークスタディ(働いて支払う制度)の配分を考えファイナンシャルエイドの内容を決める。ということは、FAFSA作成の段階である程度志望校を絞り込んでいないとダメだということか。おそらく多くの場合は、地元の州立大学上位からリストを作成していくのだろうけれど。

娘は一応出願校をいくつか絞り込んでいるけれど、あと2つくらいは加えるべきだと思っている(滑り止めとか挑戦校とか)。なので、今日はこの段階で一時中断。入力したデータが消えないようにセーブをする(アメリカのこの手のサイトは自動的にセーブしないことが多いので、こまめにセーブするのはマスト)。

一応娘自身でアカウントの作成やデータの入力をやらせた。今後彼女はこの手の作業を自分一人でやらなくてはいけなくなるので、良い経験になっていると思う。FAFSAも毎年用意しないといけないし、バイトを始めたらタックスリターンもやらなくてはいけない。で、ささいなミスが損をすることがあり得ることが分かれば、金に対してシビアにもなるだろう。

アメリカで生活しているとこの手の事務作業が多い。とても面倒クサイ。わかりづらい。こちらも先方もミスが多い。が、逆にこの手の事務作業に慣れていくと、生活していく上で自由度が上がっていく、ような気がする。おそらくそれは、日本社会のように全部お任せで安心だけれど何が行われているか理解していないシステム、ではなくて、アメリカ社会は個人の責任と義務と権利で生活を回していくシステムだからだ、と大層なことを考えたりする。

退職金もそうで、こちらが言わなければ、雇用主(私の場合大学)はどの程度貯めるべきかどういうコツがあるのかなんてなーーんにも教えてくれない。が、自分で調べて(複雑怪奇なサイトを何度も目を皿のようにして)、「コレコレの制度を利用したい」と申請すると、翌月からサクッと振り込まれたりする。

自動車保険もそうか。面倒だけれどオフィスに行き、(複雑怪奇な)説明を我慢して聞き、「なら、これはもう少し安くて済むのでは」と聞くと「シュアー」とか応じられて(ならあらかじめ言えよ)と思ったり。

いずれにしろ、これから12月にかけて、FAFSAの準備とアプリケーションの準備で忙しい。

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