朝、目が覚めるとすでに8時半であった。12時間睡眠である。昨日よりも体が軽い。
夢を見た。日本の本屋にいて、かなり繁盛している。商店街にある大きな本屋だが1フロアーしかない。全ての棚には人が群がっており、目当てのジャンルの書棚では場所取りが盛んである。手荷物やコートを棚に置いて、自分の場所をキープしてから立ち読みを始めているのである。私も自分の場所を確保して立ち読みを始めて、しばらくしてその本を買うことに決めた。場所をキープするためにコートを置いてから会計に行った。店の奥にはクローク(のようなもの)があり、そこにも手荷物を預けることができる。私はそこに自分のバックを置いて会計に。支払いを済ませてクロークに戻ると自分のバックが見当たらない。もしかしたらバックは場所取りに使ったのかもと思い書棚に行くと、そこに置いてあるはずのコートも見当たらない。さらには、私が気に入ってコートを置いて筈の棚は別のジャンルになっていて、お気に入りにの本も見当たらない。そういう内容であった。
9時に起きて、シャワーを浴びる。体重を計ると、結局この4日間で4ポンド減ったのであった。ちょうど4ポンドの減量を考えていたので良いダイエットになったわけである。今日は職場復帰なので、無精ひげを剃り落とす。
4ポンドは、おそらく自分の心の襞に溜まった垢だろう、と思った。あれもこれもそれもどうにかしようとして自分なりに努力をしてきて、でもその間に自分にストレスをかけ、そのストレスはたまには良いモチベーションになるが、同時に何かしらの黒い禍々しいものを心に生み落としていく。そういうドロドロしたものの蓄積が閾値に到達する前に目的を達成できるかどうか、が勝負の分かれ目なのだと思う。
「運命に逆らうのも運命、運命に従うのも運命」と書いてあったのは、ハルキオーヤブ氏の小説だったと思う。「運命」などという大したものではないけれど、私は自分の人生に納得をして生きていきたい。自分の状況に抗い、自分の能力を信じて、自分で道を切り開いていきたい。が、それと同時に、自分はとんでもなくちっぽけな存在で、自分には何もできないことも自覚している。そして、もしかしたら、前方から押し寄せてくる大きな波に向かって必死になって前へ進んでいくのが「生きる」ことなのではないかと思うのである。何もできないけれど、前に進むしかないのである。自分の卑小さを自覚しつつも波に逆らって進むしかないのである。
ということでクリスマスの朝に職場復帰だ。
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