2017年3月10日金曜日

アメリカでサバイブ、-スモールペーパーに戻る

昨日大学院授業が休講になり金曜に代講、そして金曜の実習は中止。今日と明日は実習用の予備実験に充てていたので、つまり予定が空いた。暇になる、なんてことはなくて、スモールペーパーの作業に戻ったのであった。

その前に、実習用に作成したサンプルを一応観察。プレリミデータとしてグラントに使えそうである。気づくと3つくらいのグラントのネタとプレリミデータがあり、つまりやる気次第で3つのグラントが出せる。というか、出さないとな。というか、気づくと自分の研究分野がなんとなく確立されているのではないか。

昼はセミナーに参加。某有名大学のライジングスターらしいけれど、コントロールが甘くて???であった。実際、掲載ジャーナルも微妙な感じで、「そうでもあるけれどそうでもないかもしれません」的なデータがてんこ盛りだった。おそらくこの人は実験が苦手あるいは嫌いなんだろうな、と思った。頭の良い人は知識先行で手先の作業をおろそかにしがちである。偉い人にはそれが分からんのですよ。

頭が良くて、結果経歴が良く、また人付き合いが上手ならば、どこの組織でも出世するだろう。特にアメリカでは出世するためのノウハウは確立されているので、そのやり方を早めに覚えて早めに行動すれば、それなりの地位に就ける。だから、「この人はなんであえてアカデミアを選んだのか?」と思うことがしばしばあり、でもそれは某有名大学の教授という肩書がそれほど魅力的なんだろうな。私には良く分からない。例えば日本で某有名大学の教授になったとして、コンビニでジャンプやプレイボーイなんかを立ち読みできるのだろうか。あるいは漫画喫茶にいくとか、メイドカフェに出入りするとか。肩書がつくと行動がかなり制限されてしまい、それによるストレスはハンパないと思うのだけれど。

午後はスモールペーパーの続き。結構サクサク進み、あとはディスカッションとレジェンドのみである。頑張れば来週前半に終わりそうで、でもそこからしばらくボスの机の肥しになるのかもしれない。まあ、スモールペーパーだから仕方ないか。

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