2017年5月21日日曜日

インタビューについて1

昨日夜に無事生還して、そして今日になり疲れが出始めているのであった。このしょぼいブログの目的であるファカルティ職ゲットの寸前にまで来ており、そういう意味ではこのしょぼいブログの目的は達成しつつある。今回、どういう結果になるのか分からないけれど、ゴールが見えつつある際に経験したことを思い出した順に書いていくつもり。

インタビューを通じてアメリカの大学で教員になるということが現実的になり、結果、その職について真剣に考えることができた。私の場合、50%はティーチングを期待されており、つまり、多くの日本人研究者が勤めている有名研究系大学の職よりも、より「大学教員っぽい」職だと思う。地本や留学の学生と接しつつも研究を進めなければならない。そのために何が期待されており、どういう構造で働くことになり、人間関係とか政治的なこと、等々。マインドセットを切り替える必要性を感じた。

初日、某空港でフライトがキャンセルになり、そして某航空会社の対応が最悪で、乗客達で協力し合って再フライトを見つけ出すという事態になり、その段階で余計なプレッシャーはどこかに飛んでいき、そして困難を打開するためにテストステロンがドバドバと分泌して、そういう意味ではインタビューの最初はテンションアゲアゲで挑むことができた。

当日は結局深夜12時にホテルに着いて1時に寝て(当然あまり寝られず)、4時半に起きてプレゼンの練習をして7時半からブレックファーストミーティングスタートだった。プレゼンは8時半から。そしてその後サーチ委員会やら偉い人たちや個々の教員との面接が30分おきに続く。昼に大学院生とランチ。私は学生とのやりとりは得意(つまり、学生よりのポスドクだから)なので、1時間半のランチは笑いながらこなすことができた、と思う。午後の部になり、テストステロンが急激に減少し始めたようで、ここでアリナミンを投入してなんとかしのぐ。段々と(特に英語のなまりが酷かったり、あまり論理的ではない説明の場合)意識が飛びそうになり、ふとした瞬間に吐き気をもよおしたりして、それでもなんとかディナーまでたどり着く。この段階で8時。つまり13時間半戦闘モードで過ごしてきており、私は限界を迎えつつあるようで、夕食中は「ハハハ」みたいな対応しかできなかった。それでも注文したパスタは一応全部食べる。会話の多くは良く分からない学内政治で(これはヤバい)と思いながら「ハハハ」の対応を繰り返すしかなかった。食後、心の中ではかなり撃沈モードででもなるべく胸を張り笑顔で握手。その後、先方大学にいる元同僚の家に軽く招待されていて、そこで少しポジティブなコメントをもらえたがこれはもちろんリップサービスの可能性がある。そして11時にホテルの戻る。ロビーでスタバのコーヒー牛乳を購入して部屋に戻るなり一気飲みしたのであった。

2 件のコメント:

  1. 100%研究ミッションだと論文圧力強くなるので、一部は別ミッションがある方が少し気が楽では?

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    1. コメントありがとうございます。同様なことを面接した教員にも言われました。リサーチ面でのテニュア審査は他と比べると楽であると。また、自前のグラントを持ってくればティーチングも軽減されるようです。が、いずれにしろオファーをもらわないと始まりません。。。

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