朝、いつも通りにだーれもいないラボで昨日作成したサンプルの観察。8時には顕微鏡スタート。再現性をみる実験なので淡々と作業を進める。途中、気持ち悪くなり1度休む。デキャフを飲む。9時には半分終わり、もう少し、と思っているとアイフォーンが鳴ったのだった。
友達がほぼ皆無の私には、あるいはタダのポスドクプラスである私には、意味のあるメールはほとんど来ない。良く分からない事務メールかダイレクトメールばかり。で、今朝もあまり期待せずに面倒くせぇと思いながらメールの確認をすると某ジャーナルからで、ようやくコレスポ論文がアクセプトになったということであった。だーれもいないラボで独り喜ぶ。
ボスは出張でラボに来ない。筆頭著者の学生もこのラボをすでに離れており、いない。なので、だーれとも喜びを共有できないまま独りニヤニヤするしかなかったのであった。
優秀な研究者は30代後半からコレスポ論文を出し始める。なので、私は優秀な研究者から10年遅れていることになる。が、コレスポ論文を出せない研究者もいるので、自分の結果に満足するべきであろう。
研究者としての夢の1つがコレスポ論文を出すことであった。有名雑誌に論文を掲載、という夢もすでに叶えている。アメリカで研究生活を送るという夢も叶えている。あと残るは自前のグラントを取り(数年でもいいから)ラボの運営をすることだ。まあ、これが一番大変なんだけれど。
早速、某南部の医科大学へアプリケーションを送る。アクセプトされると信じて書類をレディトゥゴーにしていたのだ。週末には別の大学にも出す予定。
帰り、せめてささやかなお祝いでもと思い、シースーをイークーすることにした。某安売り系スーパーでサーモンばかりのSushiを購入。初めてのコレスポ論文を誰にも気づかれずにひっそりと出して独りでお祝いなんてまったくオレらしい。
というわけで、今度はレビューだ。
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