ということで、ジムでランして筋トレしてセロトニンを分泌させた。
今日は金曜なので、帰宅途中に「セレブの奥様が泣いて喜ぶ」トレーダージョーズで買い物をしてきたのだけれど、本当に「セレブの奥様」グループがいて、店内で日本語ではしゃいでいたので驚いた。
ああそうか、ここはアメリカで、オレはアメリカに住んでいるのであった。夢の国アメリカに住むことを選んだのであった。
10年前に教授から「君は馬鹿か?」と言われながらもそれなりのポジションを辞してアメリカに来たのは、1つは子供の教育のことで、もう1つはもちろんサイエンスの本場で自分を試したいという夢があったからだ。
子供の教育は、なんとかかんとかここまでたどり着いて、娘は自分の進路を見つけつつある。アメリカの教育が正解であったからどうかは私には分からず、でも、彼女の人生で意味のある10年にはなったと思う。
そして、アメリカで研究者として成功するという自分の夢はもう一歩のところで頓挫しかかっている。昨年出した論文も少しずつ引用され始めており、夏に出したコレスポ論文と年明けには投稿できるであろうレビュー、来年に出す論文、でそれなりに自分の研究分野を確立できると思う。もう少しなのだ。
夢を実現させるためにアメリカに来たのだ。サイエンスの最先端の先頭グループで活躍して、まだ誰も知らないような自然現象を自分で明らかにしたい。てっぺんの風景を見てみたい、と強く思って来たのである。
嫌なことは山盛りで不安は毎日ビックウェンズデーのように押し寄せてきてストレスで心は腐り始めて段々と愚痴が多くなってきているけれど、まだまだまだまだまだまだ頑張らないとてっぺんにはいけないだろうな、と思う。
てっぺんの風景を1度でも見ることができるのであれば貧乏でも友達いなくても構わない。年末年始に独りで過ごしても構わない。365日働いても構わない。嫌なファカルティに馬鹿にされても挨拶を無視されても構わない。だから、踏ん張ろう。
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