2017年1月16日月曜日

コンプレックスとか影とか

佐藤賢二の「小説フランス革命」文庫版。日本から2巻まで持ってきてもらっているのだが、一気に読みたいので、ブックオフのオンラインで残りを購入。残念ながらブックオフは海外発送サービスがないのでとりあえず実家で受け取ってもらうことにした。

しかし便利である。基本的に本は新刊を購入するけれど、今回のように大人買いをしたいときはやはり古本にしてしまう。いずれにしろ思い立ったらその瞬間にネットで探せて買えて、数日後には届くのだから凄いよな。もし東京に住んでいて「自分が納得できる仕事」に就いていたら、さぞかし快適な生活であろう、と思ったりする。今のところ、70歳くらいで帰国するつもありであるので「老後の快適生活を首都圏で送りたい」プロジェクトを今から考えておこう。

今は河合隼雄の「コンプレックス」を読んでいる。数か月前に同じ著者の「無意識の構造」を読み、その中で述べられていたユング心理学に興味をもち、その重要な概念であるコンプレックスや元型について詳しく知りたかったから。もう1冊日本から持ってきてもらっていて、それは同じ著者の「影の現象学」。影は元型の1つであり、我々の無意識の中に存在している。我々が成長過程において取捨選択して己の性格を形成する際に「選択されなかったモノによって形成された別の人格」が影である(私が学んだ範囲では)。村上春樹の「世界の終わりとワンダーランド」では「影」というキャラクターが出てきて、おそらく村上さんはユング心理学の影響を受けているのではないかと。つまり、「私では私」が我々の心の中にはいて、何かの時に「別の私」が私の意志決定に影響を及ぼしたりする。

という感じで、趣味で歴史と心理学の勉強をしていこうと思っている。可能ならば大学で本格的に学びたいのだけれど、とりあえず仕事を軌道に乗せないとな。

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