2017年1月2日月曜日

勉強をする

塩野七生の「海の都の物語」第6巻を読んでいて、ヴェネチアを中心に18世紀のヨーロッパの描写が続く。世界史は全く勉強してこなかった自分にとっては驚きの連続である。当時のヴェネチアは観光で有名であったようで、ゲーテやスタンダールが滞在し旅行記を出しているとか。ゲーテもスタンダールも興味があって、何度か手に取ってみたけれど全く楽しめなかったのは、時代背景の知識が全くなかったからだろうな。18世紀末にアメリカが独立してフランス革命があり、地中海は西洋史の中心でなくなり、そしてヴェネチア共和国滅亡。という流れなので、今年はフランス革命とナポレオンに関する本を読むつもり。ちなみにゲーテは幼少の頃のモーツアルトの演奏を聴く機会があり、その天才ぶりに驚いたそうである。こういったエピソードを知ると当然その音楽や小説に興味が出てくる。アラフィフになり、ようやく自分にもクラシックを楽しめる教養が身についてきたということか。勉強をすると人生が豊になるということだな。

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