気づくと大晦日で、あと4時間ほどで2016年が終わる。
良かったこと-1。子供が大学に合格した。7歳の時にこちらに連れてきて、父娘でなんとかかんとかここまで来ることができた。「親の都合で子供を連れまわして可哀想だ」なんて言われたりもしていて、確かにその通りだと自分でも思い、その分、ちゃんとした教育を受けさせてやりたいと必死に頑張った。本人がやりたいことを見つけて、それを実現できる学校に巡り合い、そこに通えることになって本当に良かった。
良かったことー2。コレスポ論文を出すことができた。ラストオーサー論文を出すという夢がかなった。今後自分が研究者を続けられるかどうかかなり怪しいけれど、研究者としての目標の1つに到達できたので満足ではある。学生とボスの間でかなり大変であったが、良い経験になったし、最高の結果になったので本当に良かった。
変化があったことー1。100年人生コンセプト知った。漠然と考えていた超長寿社会について学ぶ機会があり、それが現実的なイシューだと気づく。私は、今後大きなトラブルがなければ95歳まで生きることになり、すなわち、そのための前向きな人生設計が必要だと気づいたのである。逆算すると80歳まで働く必要があり、つまり、80歳まで満足して働ける職種を見つけておく必要がある。ほぼアラフィフの自分にもまだまだ時間がある、ということであり、そのためにどうするべきかを考え始めた年であった。
変化があったこと-2。筋トレとストレッチを定期的にするようになり、その結果、体がかなり楽になった。来年は少しずつ本格的なメニューを増やしていくつもり。腰痛が無くなったのが嬉しい。100年人生を楽しむには健康であることが絶対条件になる。適度な運動とバランスのとれた食事。これはつまり、「適度な運動ができる環境と生活」を構築することが必要であり、また、「バランスのとれた食事をとることができる環境と生活」が求められるということである。
変化があったことー3。ブログの引っ越しを行い、ネットでお金を稼ぐ手段を模索し始めた。ようやく広告を張ることができるようになり、スズメの涙程度ではあるけれど収益も出てきた。すばらく色々と模索して、数年後にはネットで月に500ドル程度の収益を出したいと思っている。複数の収入減を確保するのは、100年人生を送るために必要。
結果が伴わなかったことー1。2月に出したNIHグラントは全く評価されなかった。まあ、ただ、R01を出す、というのは自分の目標の1つでもあったので、夢の半分は叶ったとは言えるけれど。今後はこのプロポーサルをバラバラにして、別のグラントに応用するつもり。
結果が伴わなかったことー2。ファカルティ職を目指して必死こいて頑張っているけれど、これも全く相手にされていないようである。自分の努力と成果が、だーれにもどーこからも相手にされないというのはなかなか厳しいものがある。が、これが現実で、これが自分の実力なんだろう。思えば、大学受験も、アメリカ大学院受験も、周りがサクサクと合格して先へ進んでいく中、自分はいつも惨めに無様に同じところに留まっていた。自分の無能さを思い知るまで努力した。それがまた繰り返されているだけかもしれない。今回も180%は努力した。ダメならダメで受け入れて自分の道を進むしかない。
良くなかったことー1。3月に車をぶつけられて、日常生活の脆さを実感。そして経済的な余裕のある生活の大切さを実感。特にアメリカでは金がとても大事である。金を貯めることと稼ぐことをもっと真剣に考えないと。
良くなかったことー2。ブログには書かなかったけれど、4月に、健康状態で気になる出来事があった。アメリカでこれからも生きていく大変さを実感した。つまり、ここでも金が大事なのである。
こうやって1年の振り返ると、何かが終わりつつ何かが始まる年だったように思える。来年は子供も家を出ていく。自分の人生の流れが静かにしかし確実に変わりつつあるのを実感する。2017年は、自分の人生を信じて、その流れに飛び込んでみるつもりである。そして、行きついた先でまた必死に努力する。
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