そして今日はラボでは論文(レポート)を書いていたのであるがどういうわけかスラスラかける。レポートなのでロジックはシンプルで、AはBであった程度なので、淡々とデータの描写をするのみ。イントロもそれほど掘り下げる必要はなく、ディスカッションはリザルトと込みのテキストなので、2パラグラフ程度で良い。なにしろ3000ワードなので、あれもこれも書くことはできない。
もし自分がラボを構えることができたら、学部生のプロジェクトはレポートでまとめられる程度の規模にして、マスターあるいはドクター1報目はオープンアクセス、ドクター2報目で学会誌、そして自分でインパクトファクター5以上の雑誌、という具合に戦略を変えていこうと思う。経験とステージに応じたプロジェクトの規模、ということである。
大学での研究は、多くの場合国あるいは財団から支給された金で賄われる。自費で研究している人なんてほとんどいないだろう。つまり税金か寄付で賄われている。つまり、世に還元する義務がある。なので、私は、大学での研究の最終目的は結果を論文として世に出すことだと思っている。
とりあえず金を受け取ってあとは数年間なーんにもしないで、最後の1年で慌ててとってつけたような論文をテキトーに出してなんとかやりくりしているラボもあるとは思うけれど、それはやはり不誠実だと思う。
そして、最終目的が論文だと定義すると、プロジェクトの始まりですでにゴールである論文の形を決めておくべきだと思うのである。すなわち、プロジェクトを任せる人材に応じた出口。論文と言う結果を確実に出すことがまず「やるべきこと」であり、それをクリアーした上で、もし野心があるのならば、銀河帝国系CNS級のネタを探すべきである。
と、まあ、アイディアは色々とあるので、あとはチャンスを待つのみ。
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