2017年2月21日火曜日

アメリカでサバイブ、-拒食症

某サッカー選手が外国チームへ移籍し現地へ移ったとたんに体調を崩してしまいナントカ障害と診断されて練習にすら参加できない、というニュースを見た。これ、私はよくわかりますし、海外生活アルアルだと思うアルヨ。

よく言われるのが、海外生活のはじめの1か月はほとんど観光の延長のようなもので「もう毎日が楽しい!オーサム!」というモードなのですが、2か月目になると文化の違い食事の違い不自由な言葉等々でダウンモードのなり「日本の良さが身に染みたよ」とホームシックになる。で、これをなんとか乗り越えると海外生活が日常レベルに落ち着いて、ようやく勉強や仕事を淡々とこなせるようになる。

私は、20年以上前に、ボストンへ留学した際に、プライベートでかなりショックなことがあり(が、今となってはどうでもいいようなクダラナイことですが)、ボストン生活1週間でダウンモードに入り、3週目に何も食べられなくなってしまいました。食べ物を口に運ぼうとすると目の前がグルグルと回り始めてしまう。次第に体力も落ちて、そのため「少しでも栄養を取らないと」と焦り始め、さらに悪化するというパターン。チョコ1粒で毎日を過ごしていた。

ボストン近郊には、日本食屋が集まっているエリア(また当時は日本モノを扱ったコンビニもあったし古本屋もあった)があり(ポーターだっけ?)、友達がそこのうどん屋に連れて行ってくれて、それがきっかけで回復したのであった。なので、私は、縁があってこちらにくる日本人の世話をするときには、このパターンに気を付けて接しています。特にこの界隈は田舎なので、カルチャーショックがでかいし。

で、こちらで10年過ごして思うのは、日本は信じられないくらいに生活基盤が整った国(少なくとも首都圏は)、そして皆優しくて、料理は美味い、ということである。が、どういうわけか、帰国することを考えると憂鬱になる。拒食症になるくらい自分にとって厳しい環境の方が生きている実感があるからなのかな。


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