2017年2月4日土曜日

ファカルティになりたい、-電話インタビュー

ジョブハンティング。

実は4週間前に某中堅州立大学の電話インタビューを受けました。まあ、以下に書くように、あまり良い結果ではなかったですが。。。

1月初め、チェアからメールがあり、数日後に電話インタビューをしたいのだが興味があるか、と聞かれ、時間を決めてデパートメント内のオフィスを借りて、その週の金曜午後にインタビューを30分ほどしたのでした。質問の内容は拍子抜けするほどに予想通りで、また、こちらからはプロジェクトや授業内容の質問をしたり、さらにはいくつかのアイディアを提示したり。英語もスムースに口から出た(ように思える)。ジョークも言えたし。つまりはそれなりに手ごたえはあったのです。電話の最後に、チェアから「1月末までにはファイナリストが決まるので、それまでには連絡します。また、何か質問があればいつでもメールしてください」と言われました。数週間待ち、1月最後の週はアイフォンがポーンとなるたびに慌ててメールを見て、という日々を過ごしました。が、うんともすんとも言わず何も起こらずについに月末に。そこでこの前の日曜日にチェアに直接問い合わせのメールをしました。「3週間経ちましたが、ステイタスはどうか?」と。が、この1週間、引き続きうんともすんとも言わずについに金曜になりました。で、最終選考に残らなかっただろうな、と解釈することにしました。

アメリカではよくあることですが、こう選考では、候補者である間は笑顔で好意的なのですが、関係がなくなると態度はガラッと変わり問い合わせの返事が返ってこなくなります(まあ、日本でもそうなのかな)。多分、私のアプリケーションは最終選考に残らず、なので、私の問い合わせに答える義務はなくなったのだと思う。あるいは前向きに考えれば、私のステイタスは今まだボーダーライン上で、なので良いとも悪いとも返答できない状況である。例えば第一候補者がインタビューの申し出を断った際の補欠の位置にいるとか。まあ、でも、万万万万万が一のことを考えても仕方ないので、「これはダメだったんだろうな」と思い、次の行動に移ります。

正直なところ、「悔しくないの?」と聞かれれれば「悔しいです!」と言いたくなりますが、ここで泣いたり落ち込んだりネガティブなことを口にしても何も状況は変わらないので、まあ現実はドライだよな、と受け止めるしかない(いつも通り、のことだけれど)。

冷静に考えると、私のアプリケーションは電話インタビューに呼ばれるくらいのポテンシャルはあるわけで、あとはタイミングが合うかどうか、ということが今回の経験から分かる。12月の学会で指摘されたように、これに、トップジャーナル論文1報あるいはスモールグラント1つが加われば、トップリサーチ校も狙える、逆に言えば今の状況だと、中堅州立校は可能の範囲で、あとは先方とマッチするかどうか。つまり運があるかどうか。なので、またちょぼちょぼと公募に出し始めています。数をこなして、可能性を上げる作戦です。

今後は、とりあえずレビューと微小論文を出して業績を稼いで、ボスのグラントの手伝いをしてセーフティネットをキープしつつ、自分のスモールグラントにも挑戦。次のプロジェクトは気合をいれてビックジャーナルに挑戦。並行して、中堅校にターゲットを絞って公募を出し続ける。で、秋以降までに、なーーんにも起こらなかったら、まあ、仕方がない。自分としては120%頑張って、ゴールもなんとなく見えるところまで来られたけれど、あとは運がなかったと、思う、思える、思うことにして別のことを始めよう。

しかし、「悔しくないのか?」と聞かれれば「悔しいです!!!!」と言います。もう少しなんだけれどなぁ。くそー、ファカルティになりたいのだけれど、どうしたら良いのか。先天的な頭の悪さが原因だとしたら、努力はそれを克服できないのだとしたら、悔しすぎるぜ。

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