2017年2月7日火曜日

シングルファーザー子育て、-仕事と子育て

昨夜は胃が痛くて熟睡できず。歳のせいか精神的な弱さのせいか、最近は体調があまりよろしくない。

ラボに行き、新しい実験の準備。

その後、水曜日に行う院生の授業の用意。パワーポイントスライド40枚程度。よく言われるように、誰かに教えるとなると基礎からすべて確認しなおさなければならず、結果、自身のためになる。学生時に学んだ知識のギャップを、その後の経験が埋めていくのを実感する。

その後、新しい実験について調べもの。共同研究者から送ってもらったMEFが???なのでボスと少しディスカッション。

その後、某JREC-INを見て、先日見つけた公募について読み直す。

とても魅力を感じるのだけれど、今日本に帰ると娘はどうなるのか、と思ってしまう。

もちろん、そんなすぐに日本での職が見つかるわけではなく、この公募も倍率が高いので採用される可能性は限りなく透明に近い永遠のゼロだろうけれど、そしてとにかく行動をしなければ何も変化が生じないのだから考える前に動くべきだろうけれど、ここまで父娘でアメリカで頑張ってきて「父親はもう日本に帰ることにしまして、ここからは君が一人で頑張るのであります」と子供に言い放つのは、親としてどうなのか、と思ってしまう。過保護かもしれないし、子離れができないだけかもしれないし、自分の優柔不断さのエクスキューズに子供を利用しているだけかもしれないけれど、なんか無責任だよな、と思ってしまう。

日本からの引力はとても強い。「重力の井戸に引き込まれる」という表現をシャアアズナブルはしていたけれど、まさしくそれで、日本に帰ることを考えると、自分の気持ちがグイグイと引き寄せられていくことが分かる。顔がニヤニヤとふやけていくのが分かる。コタツから出られなくなるのと同じだ。子供に外国で独りで闘わせることを要求しつつ、親である自分は快適な場所でコタツに入ってニヤニヤしているのである。これは、ダメだよなぁ。

このままアメリカに居続けて研究も続けられて子育ても最後までちゃんとやり遂げられる状況を自分で作っていかなければならないという結論に(いつものように)落ち着く。そんなことが可能になるほど能力が高くない私は、そしてそういう状況をガハハと笑いながら受け止められるキャパが無い私は、胃薬と正露丸とアリナミンとビタミン剤を飲んでプチ引きこもりをしながらなんとかかんとか過ごしていくのだ。

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