グリーンカードの申請に、私の場合、6人ほどの推薦状を取り寄せなければいけません。前述したとおりすでに6名の方には了承をいただいたのですが、ベンゴシによると「日本人ではなく、あなたの所属している大学以外でアメリカ国内からもう一通欲しいわね。」とのこと。
そこで、元同僚で現在某州立大学のファカルティ、最近テニュアがとれた切れ者Aに頼むことにしました。
が、メールで問い合わせをしたのですが一向に返事がありません。
Aが独立するとき、グラントの申請に私のデータを使わせて欲しいと言ってきました。彼は私の論文に名を連ねているので、その論文をネタにしてグラントを出したいと。そのメールを受け取ったとき私は即座にOKの返事をしたので、今回の私からのメールに対して彼も即答してくれるのではないか、そういう関係が築けているのではないかと期待していたのです。が、何度アイフォンを見ても彼からのメールは来ていない。
こういう場合、相手が忙しいかもしれず、だから何度も催促するのは気が引けます(日本人的?)。一方ですぐに返事をもらえないとグリーンカード申請に影響が出てしまいます。そういう状況なので、今朝は少し憂鬱でした。これは別の人に頼むしかないなと考え、今日の昼前にボスのオフィスに行き、共同研究者のLを紹介して欲しいと頼みました。
「どうしてAに頼まないんだ?彼の方が適任だろ」「Aにメールをしたのですが返事がなくて、催促するわけにもいかず・・・」「うーん、忙しいもしれないしな。でも、Aはなかなかメールの返事かかないからなぁ。なら、私がいま催促のメールを書いてみるよ」と言って、私の目の前でキーボードをたたき始めました。「お前が至急必要だと書いて、、、なるべく早く返事をしないと困る、と」そう言いながら送信。
とりあえずAから返事が来るか少し待ってみてからLに頼むかどうかを検討しよう、とボスと話していると、私のアイフォンがピポーンと鳴り、見るとAからのメール。「喜んでひきうけるよ!」とシンプルに書いてありました。ボスを見ると、ニヤリと笑います。
日本は良くも悪くも建前と本音がある社会だと私は思います。そういう状況を私は好きではないのですが、今回のように重要な事務作業の場合、事情を書いてお願いすると多くの場合すぐに返事がもらえる、という安心感があります(丁寧に頼めばまず断ることがないだろう、と予測がつく)。そういうことなら是非、とか、なんでもお手伝いさせてください、とか。おそらく「面倒くせえなぁ」と思いつつも、建前を大事にして「喜んでお手伝いします」という態度を示す場合とも多々あると思います。
アメリカのイエスノーは分かりやすい(と私は思う)。多くの場合、自分にメリットが無い場合はなるべく関わらないようにする。逆にメリットが大きいと声を大きくして「私はヘルプできますよ!」と言ってくる。良い悪いの問題ではないのですが、こういう術を見につけないと効率よく仕事して出世するのは難しいと思ったりします。
ただ、今回私がボスに相談したのもアメリカ的なやり方だったのかもしれません。自分ではどうにもできないので相談するフリをしてボスの力を借りた、みたいな。
まあとにかく、Aとの関係もギクシャクせず、しかもAからも了承を取れたし、これで推薦人確保はひと段落、だと思う。
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