ラボからの帰り道、娘よりショートメールが来て、大学からアクセプトのメールをもらったとのこと。嬉しくて泣けてきた。
我が家の経済的事情そして娘の学力を考慮して、この大学がベストだったので、本当に良かった。これで一安心である。
バイリンガルにするとか国際的視野とかなんとか言って、周囲の反対を押し切り父娘の2人でアメリカ生活を始めたのが10年前。結果、私の不甲斐なさから、ひたすら貧乏でみすぼらしい生活を娘に強いる羽目になった。自分の無謀な生き方につき合わせてしまっているだけではないか、と最近は考え始めて、だから、これで大学進学できない展開になったら娘に申し訳ないと考えていた。
アメリカに来た理由の1つは子供の教育。もう1つは私の仕事。つまりこれで、目的の半分はこなせたことになり、すごくほっとしている。正直、安堵感がハンパない。
今後は入学手続きやアパートのセッティングの作業になる。そして総額120Kドルのやりくりを考えなくてはいけない。そして、これからは金は出すけど口は出さない親になるのである。
帰宅して、お祝いにシースーをイークーしに行った。中西部のシースーはほとんど期待できないけれど、それでも少し高い店にした。帰りに某高級スーパーでケーキを購入してアパートで食べた。
なんでもないようなことが幸せだったと思ふ、のである。
2016年11月15日火曜日
2016年11月7日月曜日
アメリカの大学受験ーエッセイ
昼からラボ。
娘が書いたエッセイの添削を行う。500単語程度の志望理由書である。アメリカは、この手のエッセイを書く機会がとても多い。彼女はこれまでにサマーキャンプの奨学金取得、某アートスクールの口座に申し込み、と、これまでに2回ほど同様のエッセイを書いている。こうやって1つ1つ実績を増やしていき、その都度にバージョンアップしたエッセイを作り上げていくのである。
その後、明日のデータ報告会の用意。
帰宅して食事。
その後、娘が出願先にエッセイを送るのを手伝う。
これで一応大学出願に必要な手続きが終わった。あとはこのパッケージをひたすら出し続ければよい。今回の大学からアクセプトをもらえればよいけれど、どうなるか。
娘が書いたエッセイの添削を行う。500単語程度の志望理由書である。アメリカは、この手のエッセイを書く機会がとても多い。彼女はこれまでにサマーキャンプの奨学金取得、某アートスクールの口座に申し込み、と、これまでに2回ほど同様のエッセイを書いている。こうやって1つ1つ実績を増やしていき、その都度にバージョンアップしたエッセイを作り上げていくのである。
その後、明日のデータ報告会の用意。
帰宅して食事。
その後、娘が出願先にエッセイを送るのを手伝う。
これで一応大学出願に必要な手続きが終わった。あとはこのパッケージをひたすら出し続ければよい。今回の大学からアクセプトをもらえればよいけれど、どうなるか。
2016年11月2日水曜日
アメリカの大学受験ーアプリケーションを出す
昨夜は、娘の志望校のウエブサイトに行き、アプリケーションを出す作業を行った。行った、というよりも、やらせた。正直、ちゃんと情報が先方に届いているか不安である。アプリケーションは基本情報を記入して送信ボタンを押すだけ。SATのスコアーはSATのサイトより先方に送られている。そして、今日、娘はスクールカウンセラーに聞いて、自身の高校の成績表を先方に送った。先週末にはポートフォリオのレビューは終わっている。あと残りは出願動機のエッセイで、これを週末にでも送れば出願プロセスは完了する。これらバラバラの情報とその評価がどのように管理されているのか、あまり大きな大学ではないのでIT専門の部署があるとは思えず、つまりIT担当者が数名いるだけであろうと想像ができて、その人たちがマニュアルで入力しているのでは?、と思ってしまう。あるいは、ポートフォリオでほとんどすべてがきまるのか。いずれにしろ、エッセイを送った後で、夏の大学訪問の際に対応してもらった人事の人にメールを送り、再確認をお願いする予定。全てのプロセスで念には念をいれておくのがアメリカ式である。
しかし、ここまで複雑で不確定要素が多いとなると、むしろ日本式の一発勝負の方がはるかに効率よいし公平なんじゃね?、と思う。家が裕福でなくても、運動が苦手でも、社交性が低くても、テストの成績が良ければ大学に行けるというシステムの方が平等なのではないか。テスト一発がダメでも、それは勉強が苦手だったということを意味するだけで、他の可能性は否定されたことにならないし。アメリカの大学入試システムはあまり良くないのでは、というのが私の感想。この界隈の学生は皆金太郎あめのような人たちばかりで、誰と話しても同じことしか言わないし(まあ、生物関係の学生しかしらないけれど)。
しかし、ここまで複雑で不確定要素が多いとなると、むしろ日本式の一発勝負の方がはるかに効率よいし公平なんじゃね?、と思う。家が裕福でなくても、運動が苦手でも、社交性が低くても、テストの成績が良ければ大学に行けるというシステムの方が平等なのではないか。テスト一発がダメでも、それは勉強が苦手だったということを意味するだけで、他の可能性は否定されたことにならないし。アメリカの大学入試システムはあまり良くないのでは、というのが私の感想。この界隈の学生は皆金太郎あめのような人たちばかりで、誰と話しても同じことしか言わないし(まあ、生物関係の学生しかしらないけれど)。
2016年10月31日月曜日
アメリカの大学受験ーナショナルポートフォリオデイ
私の娘は高校卒業後にアートスクールに行くつもりで、アートスクールに行くには作品集(ポートフォリオ)を提出して審査を受けなければならない。アメリカの大学は入学試験一発勝負ではなくて、
1.高校の成績(GPA)
2.共通テスト(SATあるいはACT)
3.入学動機を期したエッセイ(私は凄いアピール。課外活動やクラブ活動やボランティア経験や賞やなんやらを書く。ので、この手の点数稼ぎをどのくらいするかはかなり重要)
4.推薦状。
そして、
5.アートやフィルムや音楽系だと、作品の提出。
となる。
ポートフォリオは撮影してメールで先方の大学へ送ることもできるけれど、多くの場合、大学教員が直に審査することを望む。つまり、出願大学へもっていかなければいけない。
が、フツーの家庭だとあっちのアートスクールこっちのアートスクールに小旅行を兼ねていくわけにはいかず、そのため有名どころのアート系大学はキャラバンをつくって各州を回りポートフォリオの出張審査を行う。これがナショナルポートフォリオデイで、我々が住む州は本日がそれで、そのためわざわざロボコップとエミネムで有名なD市へ行ってきた。
相変わらず8マイルのテーマ曲がかかりロボコップが徘徊していて荒廃しているD市であったが、ようやく再開発が始まり、空き地と空き地と空き地と空き地と空き地と窓が全て割られた廃墟ビルが目立ったけれど一方で新しい建物もチラホラ見かけられて、しかしながら相変わらず人も車も見かけなかった。ヘイ、ヨー、マーン。
娘は某大学を志望しており、そこのブースに最初に行った。1時間前から並び、開始時には長蛇の列ができていた。対応してくれたの某学部のファカルティで、ネガティブなことは言われずエンカレッジされたようであった。一応好意的なコメントももらい、ポートフォリオ的には合格点をもらえたようであった。
次に、某有名アート系大学のブースに移動。こちらも列ができており、30分ほど待たされる。で、対応したのは学生で、なんとなくこの大学のやる気のなさを感じられた。有名系なので積極的に学生を集める必要がないのであろう。作品を広げるテーブルには飲みかけのコーヒーが置かれており、いかにもアメリカンクオリティで、つまり作品に対する敬意はまったく感じられなかった。面倒そうに娘の学生を見る馬鹿学生は、面倒そうにコメントをするのであった。ユーノーワット?とか言いながら。娘は、なるべくアピールしようと作品を出すのであるが、それらをチラッと見て、「ほかに質問は?」と言ってくる馬鹿学生。この馬鹿学生の横では別の馬鹿学生が「どういうクラスがあるかって?アイドンノウ」と質問に答えていて、この大学のレベルの低さがうかがい知れるのであった。こちらもテンションがさがり、そうそうに退散。この馬鹿大学には出願しないことになった。
自分の娘が頑張って作ったものを、肯定的であろうと否定的であろうと評価をされず、「どうせ見る必要もない」という扱いを受けているのを見ていると、もちろん気分が良くない。が、努力というものは多くの場合こういう扱いを受けるのが現実であろう。そして気づくのは、そういう努力が無駄ではないということを示すのは家族とか親友の役割なんだろうな。「社会が認めなくてもオレが認める」と言ってくれる人が世界に1人でもいてくれれば我々は常に挑戦し続けることができる。と、わざわざゴシックにしたけれど、まあ、そう思った。まあ、問題はそういう応援団はなかなかいないということだけれど。
1.高校の成績(GPA)
2.共通テスト(SATあるいはACT)
3.入学動機を期したエッセイ(私は凄いアピール。課外活動やクラブ活動やボランティア経験や賞やなんやらを書く。ので、この手の点数稼ぎをどのくらいするかはかなり重要)
4.推薦状。
そして、
5.アートやフィルムや音楽系だと、作品の提出。
となる。
ポートフォリオは撮影してメールで先方の大学へ送ることもできるけれど、多くの場合、大学教員が直に審査することを望む。つまり、出願大学へもっていかなければいけない。
が、フツーの家庭だとあっちのアートスクールこっちのアートスクールに小旅行を兼ねていくわけにはいかず、そのため有名どころのアート系大学はキャラバンをつくって各州を回りポートフォリオの出張審査を行う。これがナショナルポートフォリオデイで、我々が住む州は本日がそれで、そのためわざわざロボコップとエミネムで有名なD市へ行ってきた。
相変わらず8マイルのテーマ曲がかかりロボコップが徘徊していて荒廃しているD市であったが、ようやく再開発が始まり、空き地と空き地と空き地と空き地と空き地と窓が全て割られた廃墟ビルが目立ったけれど一方で新しい建物もチラホラ見かけられて、しかしながら相変わらず人も車も見かけなかった。ヘイ、ヨー、マーン。
娘は某大学を志望しており、そこのブースに最初に行った。1時間前から並び、開始時には長蛇の列ができていた。対応してくれたの某学部のファカルティで、ネガティブなことは言われずエンカレッジされたようであった。一応好意的なコメントももらい、ポートフォリオ的には合格点をもらえたようであった。
次に、某有名アート系大学のブースに移動。こちらも列ができており、30分ほど待たされる。で、対応したのは学生で、なんとなくこの大学のやる気のなさを感じられた。有名系なので積極的に学生を集める必要がないのであろう。作品を広げるテーブルには飲みかけのコーヒーが置かれており、いかにもアメリカンクオリティで、つまり作品に対する敬意はまったく感じられなかった。面倒そうに娘の学生を見る馬鹿学生は、面倒そうにコメントをするのであった。ユーノーワット?とか言いながら。娘は、なるべくアピールしようと作品を出すのであるが、それらをチラッと見て、「ほかに質問は?」と言ってくる馬鹿学生。この馬鹿学生の横では別の馬鹿学生が「どういうクラスがあるかって?アイドンノウ」と質問に答えていて、この大学のレベルの低さがうかがい知れるのであった。こちらもテンションがさがり、そうそうに退散。この馬鹿大学には出願しないことになった。
自分の娘が頑張って作ったものを、肯定的であろうと否定的であろうと評価をされず、「どうせ見る必要もない」という扱いを受けているのを見ていると、もちろん気分が良くない。が、努力というものは多くの場合こういう扱いを受けるのが現実であろう。そして気づくのは、そういう努力が無駄ではないということを示すのは家族とか親友の役割なんだろうな。「社会が認めなくてもオレが認める」と言ってくれる人が世界に1人でもいてくれれば我々は常に挑戦し続けることができる。と、わざわざゴシックにしたけれど、まあ、そう思った。まあ、問題はそういう応援団はなかなかいないということだけれど。
2016年10月3日月曜日
アメリカの大学受験ーFAFSAの作業をとりあえず終える
昨夜はFAFSAの作業をほぼ終えた。とりあえずメモとして以下。
今年は例年より3か月早くFAFSAの受付がスタートされる、らしい。昨年までは1月で、今年は10月1日から。早めに申請したほうがグラントをもらえる確率が高いらしく、それはつまり、早い者勝ちで予算が分配されるから。
FAFSA申請時にIDの設定が要求される。1つ1つ情報を入力する。その際にシークレットクイズの設定を5つ指定される。これが少し面倒で、なので、メモ帳をわきに置いて、逐一記録しておいたほうが良いと思われる。IDは数日後に指定した生徒本人のメールアドレスに送られてくる。一方で、IDを使わなくてもSSNと生年月日を用いて生徒と親の情報を入力しておくことは可能(だと思う。アメリカのサイトなので、イマイチ分かりづらい)。とりあえず昨日は、IDの作業を終わらせつつ、SSNと生年月日でアクセスして情報入力を続けた(ID獲得後もこの情報がセーブされているかは不明だけれど、とりあえずサイトにされるために作業をした)。
各大学はFAFSAのコードが決まっていて、大学のウェブサイトに記載されている。ので、受験する予定の6つの大学のコードを調べておくように娘に指示しておいた。生徒の基本情報を入れると、次に大学のコード入力が要求された。某大学のサイトによれば、もし生徒が私立大学を受験するつもりならばリストの上位に私立大を上げたほうが「私立大に特化したグラント」を取りやすいらしい。コードを入力すると、対応した大学名が表示される、ので、ここで入力ミスをチェックできる。娘は1つ私立を受けるので、それを上位にして、残り5つの州立大学をその後に記入。
その後は、親の情報になる。年齢や家族構成。例えば4人家族と3人家族では、親が不要する人数が違うので当然4人家族の方がグラントを取りやすくなる。私のサラリーは低いほうだけれど、我が家は2人家族なので、それほど困窮していないと判断される可能性が高い。次に2015年のフォーム1040(タックスリターンの書類)を用意するように指示される。1040に記載されている収入をサイトに記入するからである。
などということをあたふたと行い、一応最終段階まで来てここでとりあえずやめておいた。というのはIDが届いた後で、IDでアクセスして再確認したほうが混乱が起きないと思ったから。
今年は例年より3か月早くFAFSAの受付がスタートされる、らしい。昨年までは1月で、今年は10月1日から。早めに申請したほうがグラントをもらえる確率が高いらしく、それはつまり、早い者勝ちで予算が分配されるから。
FAFSA申請時にIDの設定が要求される。1つ1つ情報を入力する。その際にシークレットクイズの設定を5つ指定される。これが少し面倒で、なので、メモ帳をわきに置いて、逐一記録しておいたほうが良いと思われる。IDは数日後に指定した生徒本人のメールアドレスに送られてくる。一方で、IDを使わなくてもSSNと生年月日を用いて生徒と親の情報を入力しておくことは可能(だと思う。アメリカのサイトなので、イマイチ分かりづらい)。とりあえず昨日は、IDの作業を終わらせつつ、SSNと生年月日でアクセスして情報入力を続けた(ID獲得後もこの情報がセーブされているかは不明だけれど、とりあえずサイトにされるために作業をした)。
各大学はFAFSAのコードが決まっていて、大学のウェブサイトに記載されている。ので、受験する予定の6つの大学のコードを調べておくように娘に指示しておいた。生徒の基本情報を入れると、次に大学のコード入力が要求された。某大学のサイトによれば、もし生徒が私立大学を受験するつもりならばリストの上位に私立大を上げたほうが「私立大に特化したグラント」を取りやすいらしい。コードを入力すると、対応した大学名が表示される、ので、ここで入力ミスをチェックできる。娘は1つ私立を受けるので、それを上位にして、残り5つの州立大学をその後に記入。
その後は、親の情報になる。年齢や家族構成。例えば4人家族と3人家族では、親が不要する人数が違うので当然4人家族の方がグラントを取りやすくなる。私のサラリーは低いほうだけれど、我が家は2人家族なので、それほど困窮していないと判断される可能性が高い。次に2015年のフォーム1040(タックスリターンの書類)を用意するように指示される。1040に記載されている収入をサイトに記入するからである。
などということをあたふたと行い、一応最終段階まで来てここでとりあえずやめておいた。というのはIDが届いた後で、IDでアクセスして再確認したほうが混乱が起きないと思ったから。
2016年9月18日日曜日
アメリカの大学受験ーFAFSAのアカウントを作る
ということで、夕食後に娘と一緒にFAFSAの作業を始める。大学のサイトに行き、授業料(Tuition)の箇所に行くと大体FAFSAのリンクが張られているので、そこをクリック。
初めてなので新規アカウント作成を選択。名前とソーシャルセキュリティナンバーと生年月日を入力。ということはSSNがないとアカウントを作れないFAFSAを作成できない授業料の一部免除も申請できない、ということ。
情報を入力してしばらくすると、新規パスワードの設定を要求される。これは多分一時的なパスワードだと思うけれど、よくわからない。アメリカのこの手の手続きは「良く分からないことが多い」ことが前提で、「良く分からない場合」は深く考えないでとりあえず進むのが大事。なので、設定したパスワードを使って先へ進む。
住所やメールアドレスや電話番号等々、を入力していく。我々はUS市民ではないが、グリーンカードを有している。申請者のステイタスを聞かれる欄があり、少し分かりづらかったけれど、法律的に居住が認められている立場としてグリーンカードの番号をan alien registration numberとして入力(ここが少し迷った)。
ある程度まで進むと、受験予定の大学のリストとその登録番号を聞かれた。作成されたFAFSAは、リスト先の大学へ送られる。これらの大学で受験性が合格を受け取っていたら、各大学の担当は受験生と成績とFAFSAを元に免除やら奨学金やらワークスタディ(働いて支払う制度)の配分を考えファイナンシャルエイドの内容を決める。ということは、FAFSA作成の段階である程度志望校を絞り込んでいないとダメだということか。おそらく多くの場合は、地元の州立大学上位からリストを作成していくのだろうけれど。
娘は一応出願校をいくつか絞り込んでいるけれど、あと2つくらいは加えるべきだと思っている(滑り止めとか挑戦校とか)。なので、今日はこの段階で一時中断。入力したデータが消えないようにセーブをする(アメリカのこの手のサイトは自動的にセーブしないことが多いので、こまめにセーブするのはマスト)。
一応娘自身でアカウントの作成やデータの入力をやらせた。今後彼女はこの手の作業を自分一人でやらなくてはいけなくなるので、良い経験になっていると思う。FAFSAも毎年用意しないといけないし、バイトを始めたらタックスリターンもやらなくてはいけない。で、ささいなミスが損をすることがあり得ることが分かれば、金に対してシビアにもなるだろう。
アメリカで生活しているとこの手の事務作業が多い。とても面倒クサイ。わかりづらい。こちらも先方もミスが多い。が、逆にこの手の事務作業に慣れていくと、生活していく上で自由度が上がっていく、ような気がする。おそらくそれは、日本社会のように全部お任せで安心だけれど何が行われているか理解していないシステム、ではなくて、アメリカ社会は個人の責任と義務と権利で生活を回していくシステムだからだ、と大層なことを考えたりする。
退職金もそうで、こちらが言わなければ、雇用主(私の場合大学)はどの程度貯めるべきかどういうコツがあるのかなんてなーーんにも教えてくれない。が、自分で調べて(複雑怪奇なサイトを何度も目を皿のようにして)、「コレコレの制度を利用したい」と申請すると、翌月からサクッと振り込まれたりする。
自動車保険もそうか。面倒だけれどオフィスに行き、(複雑怪奇な)説明を我慢して聞き、「なら、これはもう少し安くて済むのでは」と聞くと「シュアー」とか応じられて(ならあらかじめ言えよ)と思ったり。
いずれにしろ、これから12月にかけて、FAFSAの準備とアプリケーションの準備で忙しい。
初めてなので新規アカウント作成を選択。名前とソーシャルセキュリティナンバーと生年月日を入力。ということはSSNがないとアカウントを作れないFAFSAを作成できない授業料の一部免除も申請できない、ということ。
情報を入力してしばらくすると、新規パスワードの設定を要求される。これは多分一時的なパスワードだと思うけれど、よくわからない。アメリカのこの手の手続きは「良く分からないことが多い」ことが前提で、「良く分からない場合」は深く考えないでとりあえず進むのが大事。なので、設定したパスワードを使って先へ進む。
住所やメールアドレスや電話番号等々、を入力していく。我々はUS市民ではないが、グリーンカードを有している。申請者のステイタスを聞かれる欄があり、少し分かりづらかったけれど、法律的に居住が認められている立場としてグリーンカードの番号をan alien registration numberとして入力(ここが少し迷った)。
ある程度まで進むと、受験予定の大学のリストとその登録番号を聞かれた。作成されたFAFSAは、リスト先の大学へ送られる。これらの大学で受験性が合格を受け取っていたら、各大学の担当は受験生と成績とFAFSAを元に免除やら奨学金やらワークスタディ(働いて支払う制度)の配分を考えファイナンシャルエイドの内容を決める。ということは、FAFSA作成の段階である程度志望校を絞り込んでいないとダメだということか。おそらく多くの場合は、地元の州立大学上位からリストを作成していくのだろうけれど。
娘は一応出願校をいくつか絞り込んでいるけれど、あと2つくらいは加えるべきだと思っている(滑り止めとか挑戦校とか)。なので、今日はこの段階で一時中断。入力したデータが消えないようにセーブをする(アメリカのこの手のサイトは自動的にセーブしないことが多いので、こまめにセーブするのはマスト)。
一応娘自身でアカウントの作成やデータの入力をやらせた。今後彼女はこの手の作業を自分一人でやらなくてはいけなくなるので、良い経験になっていると思う。FAFSAも毎年用意しないといけないし、バイトを始めたらタックスリターンもやらなくてはいけない。で、ささいなミスが損をすることがあり得ることが分かれば、金に対してシビアにもなるだろう。
アメリカで生活しているとこの手の事務作業が多い。とても面倒クサイ。わかりづらい。こちらも先方もミスが多い。が、逆にこの手の事務作業に慣れていくと、生活していく上で自由度が上がっていく、ような気がする。おそらくそれは、日本社会のように全部お任せで安心だけれど何が行われているか理解していないシステム、ではなくて、アメリカ社会は個人の責任と義務と権利で生活を回していくシステムだからだ、と大層なことを考えたりする。
退職金もそうで、こちらが言わなければ、雇用主(私の場合大学)はどの程度貯めるべきかどういうコツがあるのかなんてなーーんにも教えてくれない。が、自分で調べて(複雑怪奇なサイトを何度も目を皿のようにして)、「コレコレの制度を利用したい」と申請すると、翌月からサクッと振り込まれたりする。
自動車保険もそうか。面倒だけれどオフィスに行き、(複雑怪奇な)説明を我慢して聞き、「なら、これはもう少し安くて済むのでは」と聞くと「シュアー」とか応じられて(ならあらかじめ言えよ)と思ったり。
いずれにしろ、これから12月にかけて、FAFSAの準備とアプリケーションの準備で忙しい。
アメリカの大学受験ーFAFSAについて調べる
本日は通常の土曜モード。朝、コドモノブカツのために大学のジムへ行く。大学の施設なので高校生である彼女は親と一緒でないと立ち入ることができないのである。ただぼんやりとロビーにいても仕方ないので、親である私はエクササイズをする。その後、ラボに移動して少し実験ぽいことをする。ブカツが終わるまでにまだ時間があるので、大学出願に重要なFAFSAについて調べることにした。
アメリカの大学は、州立は大体授業料が年間20Kで私立はその倍40Kが目安。これに生活費(寮費と食事)が1セメスター(4か月)5Kくらい。つまり州立は年間30Kで私立は50Kかかる計算になる。
我が家のような貧乏ポスドク移民家族はサクッと30Kを支払うことは無理なのでローンを組むことになる。が、この大学授業料の高騰はフツーの家庭では悩みの種であり、なので、各家庭の状況に応じてディスカウントが行われる。この値引きの申し込みがFAFSA(Free Applicationor for Federal Student Aid)。大体10K弱くらいがメド。なので、州立の場合、年間20Kが目安になる。で、貧乏ポスドクでもなんとか年間10Kドル弱は用意する。ので、残り10Kくらいがローンの対象。アメリカは「大学は義務教育ではなく、向学心のある若者が自分の意志で行く教育機関」という定義なので、必要なローンはまず学生の名義で組む。これが大体年間5Kが上限。で、さらに足りない分、この場合5Kを親に頼んで「親の名義でローンを組む」という形になる。ということでFAFSAを問題なく済ませておくことはとても大事なのだ。
志望校の大学のサイトに行くと手続きの詳細が述べられている。が、ここはアメリカ、記載が間違っていたり古かったりするおそれがあるので、数校のサイトを比較。さらにヤフー等の質問で分からないところをチェック。この手の事務手続き、1日で終わらせようとしたらパニックになる。とりあえず10月初めに完了を目指して、今日は基本的なことをチェック、そして必要なアカウントを今夜作成する。
アメリカの大学は、州立は大体授業料が年間20Kで私立はその倍40Kが目安。これに生活費(寮費と食事)が1セメスター(4か月)5Kくらい。つまり州立は年間30Kで私立は50Kかかる計算になる。
我が家のような貧乏ポスドク移民家族はサクッと30Kを支払うことは無理なのでローンを組むことになる。が、この大学授業料の高騰はフツーの家庭では悩みの種であり、なので、各家庭の状況に応じてディスカウントが行われる。この値引きの申し込みがFAFSA(Free Applicationor for Federal Student Aid)。大体10K弱くらいがメド。なので、州立の場合、年間20Kが目安になる。で、貧乏ポスドクでもなんとか年間10Kドル弱は用意する。ので、残り10Kくらいがローンの対象。アメリカは「大学は義務教育ではなく、向学心のある若者が自分の意志で行く教育機関」という定義なので、必要なローンはまず学生の名義で組む。これが大体年間5Kが上限。で、さらに足りない分、この場合5Kを親に頼んで「親の名義でローンを組む」という形になる。ということでFAFSAを問題なく済ませておくことはとても大事なのだ。
志望校の大学のサイトに行くと手続きの詳細が述べられている。が、ここはアメリカ、記載が間違っていたり古かったりするおそれがあるので、数校のサイトを比較。さらにヤフー等の質問で分からないところをチェック。この手の事務手続き、1日で終わらせようとしたらパニックになる。とりあえず10月初めに完了を目指して、今日は基本的なことをチェック、そして必要なアカウントを今夜作成する。
2016年9月4日日曜日
子供の銀行口座開設
以下は引っ越し前のブログからの転載。
ということで今日はラボを休む。のんびりモード、なのだが溜まっていた雑用を片付ける日でもある。図書館に行くとあの大先生の火花があるではないか!とりあえず借りる。冬がすぐにくるので、そろそろコートをクリーニングに出す。で、子供の銀行アカウントの開設。
対応してくれたレディはまあまあ良い人で助かった。私がチェッキングアカウントを有している銀行なので話も早い。聞くと、高校生用のアカウントがあり、これは本人が18歳になるとカレッジアカウントに自動的に切り替わるそうだ。で、子供用なので上限もある。こちらの銀行は口座を維持するのに月に数ドル払わないといけないのだけれど、子供用のは免除されるらしい。開設には、パスポートとグリーンカードそして高校の身分証明書が必要で、親の免許証とグリーンカードも要求された。
子供の大学受験を通じて、アメリカ人がどうやって人生を歩み始めるのかがなんとなく見えてくる。日本に比べるとはるかにマニュアル化されている感じがして、まるで人生ゲーム。大体高校に入るくらいに銀行口座を開く。さらに運転免許を取る。これらがあれば夏の間にバイトができる。バイトで金を貯めて自分の車を買う。車があれば行動範囲が広がる。できるバイトも増える。大学へ入る準備を始める。学費の計算をして親にサポートあるいは借金を頼む。大学に行くとさらにオプションが広がる。夏の間にインターンをして就職先の目途をつける、あるいはラボや事務所に出入りしてプロフェッショナルスクールへの準備を始める。夏の間はルームシェアが基本、なのでこのときに車は必要だ。そして夏に稼いだ金と教育ローンと奨学金で大学卒業後からは完全に独立した生活を始める。行動力が必要な国である。そして行動力があればどうにか前に進める国でもある。さらには、金を稼ぐことが常にベースにある国でもある。
午後は買い物に行く。
2016年8月17日水曜日
アメリカの大学受験ー子供のソーシャルセキュリティ番号の取得
今日は仕事を途中で抜け出し子供のソーシャルセキュリティ番号を取ってきた。
アメリカのこの手の事務手続きは最悪で、態度が悪いのは当然、待たされるのも当然、ミスがあるのも当然だ、と言い切ると問題あるので、らしい、という噂をチラホラ聞くという表現になおしておく、まあいずれにしろ、本日は朝より憂鬱であった。というか、重い腰がなかなか上がらず8月中旬以降にずれ込んだのはこのためである。
念のためネットで目的地の評判を調べると5つ星で1つみたいな評価であり「人生最悪の時間を過ごした」というコメントも見られた。これでまたどんより感が増す。
昼過ぎに車で20分くらいのところにある事務所に出向く。整理番号を取るのだけれど、たまたまアジア系の男性が「ここでチケットとるんだよ!」と教えてくれたので気づけたのだった。つまり「まことに申し訳ありませんが整理番号をお取りの上、しばらくの間おまちください」的な表示は、無い。きょろきょろすると何やら用紙に書き込んでいる人々をチラホラみかける。盗み見ると、ソーシャルセキュリティ番号の申込書であった。デスクにさりげなーく置かれている用紙を見つけて記入。つまり「お手元の申込用紙に記入の上係員の呼び出しをしばらくお待ちください」的は表示も、無い。1時間待たされて窓口に移動。ここは可もなく不可もなく淡々と質問を受け10分くらいで終了。1週間後には郵送されてくるらしい。ということで、日本水準だと「サービス悪い」になるがアメリカンクオリティ的には「上出来ではないか!」という経験であった。
この番号を取れば、ようやく娘の銀行口座を開くことができる。銀行口座は娘の大学費用の学校側とのやりとりにおいて必須である、なので、今夏中に開設する必要があったのである。ということで月末に某銀行に出向かなくてはいけなくて、これも少し憂鬱。
いずれにしろようやく教育ローンと奨学金のためのファイナンシャルドキュメントの作成を始めることができる。アメリカの大学受験では、1.大学に応募するための戦略。2.大学費用捻出のための戦略。の2つを並行して進めていかなければ(リッチな家庭でなければ)ならない。そろそろ大詰めで、9月に入り、忙しくなるのである。
アメリカのこの手の事務手続きは最悪で、態度が悪いのは当然、待たされるのも当然、ミスがあるのも当然だ、と言い切ると問題あるので、らしい、という噂をチラホラ聞くという表現になおしておく、まあいずれにしろ、本日は朝より憂鬱であった。というか、重い腰がなかなか上がらず8月中旬以降にずれ込んだのはこのためである。
念のためネットで目的地の評判を調べると5つ星で1つみたいな評価であり「人生最悪の時間を過ごした」というコメントも見られた。これでまたどんより感が増す。
昼過ぎに車で20分くらいのところにある事務所に出向く。整理番号を取るのだけれど、たまたまアジア系の男性が「ここでチケットとるんだよ!」と教えてくれたので気づけたのだった。つまり「まことに申し訳ありませんが整理番号をお取りの上、しばらくの間おまちください」的な表示は、無い。きょろきょろすると何やら用紙に書き込んでいる人々をチラホラみかける。盗み見ると、ソーシャルセキュリティ番号の申込書であった。デスクにさりげなーく置かれている用紙を見つけて記入。つまり「お手元の申込用紙に記入の上係員の呼び出しをしばらくお待ちください」的は表示も、無い。1時間待たされて窓口に移動。ここは可もなく不可もなく淡々と質問を受け10分くらいで終了。1週間後には郵送されてくるらしい。ということで、日本水準だと「サービス悪い」になるがアメリカンクオリティ的には「上出来ではないか!」という経験であった。
この番号を取れば、ようやく娘の銀行口座を開くことができる。銀行口座は娘の大学費用の学校側とのやりとりにおいて必須である、なので、今夏中に開設する必要があったのである。ということで月末に某銀行に出向かなくてはいけなくて、これも少し憂鬱。
いずれにしろようやく教育ローンと奨学金のためのファイナンシャルドキュメントの作成を始めることができる。アメリカの大学受験では、1.大学に応募するための戦略。2.大学費用捻出のための戦略。の2つを並行して進めていかなければ(リッチな家庭でなければ)ならない。そろそろ大詰めで、9月に入り、忙しくなるのである。
2016年8月3日水曜日
アメリカの大学受験ーカレッジツアー
今日は休みを取り、娘の志望校の見学。高速で2時間かかるところにある某都市に行く。時速80マイルで2時間だから250キロくらい離れたところだ。到着して、すでにヘロヘロの自分。
驚いたことに、大学があるエリアはそこそこ栄えていて、街並みは綺麗、すれ違う人々もどことなく余裕があり(太っている人が少なかった)、レストランでもショップでも皆良い雰囲気だった。
午後から大学主催のカレッジツアーに参加。美大系の学校なのだけれど、設備はとても充実しており、カリキュラムも丁寧に組まれている様子。売店の子にさりげなく「この学校どう?」と聞くと「オーサム!娘さんもくるべきよ」と言われ、すれ違う学生もなんとなくポジティブであった。
どうやらこの学校は正解らしいぞ、と少し嬉しくなった。
ツアーの後、受験担当のファカルティとアポをとっておいた。親は外で待つように言われて、娘は自分の作品を抱えて担当氏と一対一の面接。その間、待合室に置かれておある雑誌をペラペラみると、この街はアート系の学校や美術館が多く、年に1度大きなアートフェスティバルがあることを知る。また、近年医療系の施設が多く建設されており、大学所属の研究所が2つ、プライベート系のがん研究所が1つ、そして複合的な医療センター、等が街の中心産業になりつつあるらしい。つまりかなり裕福なエリアで、そこに学生が集まり、活気が出て、というサイクルに入りつつらしい。だから雰囲気が良いのね。
しばらくして担当氏に呼ばれ、3者面談になる。「娘は数か月後にアプリケーションを出すつもりだけれ、もしリジェクトされた場合は再挑戦できるのか?」と聞くと「この子の成績とアートのレベルだと、リジェクトされないと思います。それよりも、もう少しアートのレベルを上げて奨学金を狙うことを考えたほうが良いと思う」と言われて「???」となる。「これが私のビジネスカードです。もし何かあれば、メールでも携帯でもどちらでも良いのでコンタクトしてきてください」と言われる。
どうやらこのまま頑張れば娘はこの大学で学ぶことができるのだ、と知り、不思議な気分になる。なーんにも無いところから父娘でアメリカに来て、方向性を探り、方向性を絞り、金銭面や性格や才能に基づいて大学を検討し、どうやらここならどうにかなるかもと志望校を絞り、作品をコツコツと積み上げ、SATを受けて、GPAのぎりぎりセーフのラインをキープし、2時間かけてヘロヘロになりながらたどり着いた学校は想像以上に良い街にある期待以上に良い学校で、そこで前向きの評価をもらえたのである。10年間、アメリカで頑張ってきて良かったよ。親としての務めをなんとかクリアーできたと思う(思いたい)。
突然気が抜けて疲れが押し寄せてくる。大学を出て、近くのマーケットでコーラを買い(ここの店も雰囲気が良かった)、気合を入れて通勤ラッシュの高速で2時間かけて帰宅。くたびれた。
自分の人生は何なのだろうか、と思う。運がある人生だとはあまり思えない。努力は報われるのだよ、とは思えない。良い流れに乗っている、とも思えない。が、親として考えて行動したことはそれなりの結果を生んでいるような気がする。ああ、つまり企画力はあるけれど実行力がないということか。娘は実行力があるので、良い結果がでるのかな。つまりそれが私自身の限界なんだろうな。
ああいう街でああいう大学で好きなことを4年間フルに勉強で来たらその後の人生はとても充実したものになるだろうな、と思った。自分の娘がそういう時間を過ごすことができたらこれほど嬉しいことはない。そしてそのあと、彼女が好きなことを仕事にしてそこで納得のできる作品を世に出すことができたら、どんなに素晴らしいことだろうか。
人生はそういうものなのだろうな、と思う。私の時間は私だけのものではなくて、子供のものでもあり、その次の世代のものでもある。私自身がうまくいかなくても、私が過ごした時間が無駄になるわけではない。次の世代、次の次の世代、のために今私は必死で頑張らないと。この国に10年しがみついてきて、ようやく芽が出始めているのだ。ファーストジェネレーションとしてまだまだ頑張らないと。
驚いたことに、大学があるエリアはそこそこ栄えていて、街並みは綺麗、すれ違う人々もどことなく余裕があり(太っている人が少なかった)、レストランでもショップでも皆良い雰囲気だった。
午後から大学主催のカレッジツアーに参加。美大系の学校なのだけれど、設備はとても充実しており、カリキュラムも丁寧に組まれている様子。売店の子にさりげなく「この学校どう?」と聞くと「オーサム!娘さんもくるべきよ」と言われ、すれ違う学生もなんとなくポジティブであった。
どうやらこの学校は正解らしいぞ、と少し嬉しくなった。
ツアーの後、受験担当のファカルティとアポをとっておいた。親は外で待つように言われて、娘は自分の作品を抱えて担当氏と一対一の面接。その間、待合室に置かれておある雑誌をペラペラみると、この街はアート系の学校や美術館が多く、年に1度大きなアートフェスティバルがあることを知る。また、近年医療系の施設が多く建設されており、大学所属の研究所が2つ、プライベート系のがん研究所が1つ、そして複合的な医療センター、等が街の中心産業になりつつあるらしい。つまりかなり裕福なエリアで、そこに学生が集まり、活気が出て、というサイクルに入りつつらしい。だから雰囲気が良いのね。
しばらくして担当氏に呼ばれ、3者面談になる。「娘は数か月後にアプリケーションを出すつもりだけれ、もしリジェクトされた場合は再挑戦できるのか?」と聞くと「この子の成績とアートのレベルだと、リジェクトされないと思います。それよりも、もう少しアートのレベルを上げて奨学金を狙うことを考えたほうが良いと思う」と言われて「???」となる。「これが私のビジネスカードです。もし何かあれば、メールでも携帯でもどちらでも良いのでコンタクトしてきてください」と言われる。
どうやらこのまま頑張れば娘はこの大学で学ぶことができるのだ、と知り、不思議な気分になる。なーんにも無いところから父娘でアメリカに来て、方向性を探り、方向性を絞り、金銭面や性格や才能に基づいて大学を検討し、どうやらここならどうにかなるかもと志望校を絞り、作品をコツコツと積み上げ、SATを受けて、GPAのぎりぎりセーフのラインをキープし、2時間かけてヘロヘロになりながらたどり着いた学校は想像以上に良い街にある期待以上に良い学校で、そこで前向きの評価をもらえたのである。10年間、アメリカで頑張ってきて良かったよ。親としての務めをなんとかクリアーできたと思う(思いたい)。
突然気が抜けて疲れが押し寄せてくる。大学を出て、近くのマーケットでコーラを買い(ここの店も雰囲気が良かった)、気合を入れて通勤ラッシュの高速で2時間かけて帰宅。くたびれた。
自分の人生は何なのだろうか、と思う。運がある人生だとはあまり思えない。努力は報われるのだよ、とは思えない。良い流れに乗っている、とも思えない。が、親として考えて行動したことはそれなりの結果を生んでいるような気がする。ああ、つまり企画力はあるけれど実行力がないということか。娘は実行力があるので、良い結果がでるのかな。つまりそれが私自身の限界なんだろうな。
ああいう街でああいう大学で好きなことを4年間フルに勉強で来たらその後の人生はとても充実したものになるだろうな、と思った。自分の娘がそういう時間を過ごすことができたらこれほど嬉しいことはない。そしてそのあと、彼女が好きなことを仕事にしてそこで納得のできる作品を世に出すことができたら、どんなに素晴らしいことだろうか。
人生はそういうものなのだろうな、と思う。私の時間は私だけのものではなくて、子供のものでもあり、その次の世代のものでもある。私自身がうまくいかなくても、私が過ごした時間が無駄になるわけではない。次の世代、次の次の世代、のために今私は必死で頑張らないと。この国に10年しがみついてきて、ようやく芽が出始めているのだ。ファーストジェネレーションとしてまだまだ頑張らないと。
2016年3月6日日曜日
アメリカの大学受験ーアプリケーションについて
以下は引っ越し前のブログからの転載。
ヨレヨレになって帰ってきた娘。本人なりに手ごたえはあったようで、とりあえず良いプラクティスにはなったようだ。あと3回受ければ志望校が要求するスコアは超えると思う。今日のために数ヶ月前からSAT問題集を購入し毎日やらせた(本当にしているかどうかは本人次第)。先月、別のSAT問題集を購入し、これは模擬試験用として使わせている。日曜日、午前中、タイマーを使って通しで問題を解くのだ。なので、今日は、一応色々と準備をしていたのでパニックにならずに出来た模様。
アメリカの大学出願では、SATのほかに高校の成績GPAも重要視される。これはとにかく毎日予習復習宿題を徹底させる。テストで70点以下の場合は再テストを受けさせる。
さらに課外活動の経験も重要視される。アート系、スポーツ系、ボランティア系。娘の場合、毎週土曜日は近くの大学の某スポーツ系ブカツに参加させてもらっている。また、昨夏は映像系のサマーキャンプに参加してそこで作品も作った。さらに、ダウンタウンの映画館でボランティアの経験もした。
あとはエッセイ。これは本人に書かせて、私が添削して、さらにそれを面倒を見ている大学生に最終確認してもらうつもり。
ということで、SATのスコアが目標をクリアしてくれれば、とにかく毎日コツコツと学校の勉強をしていけば、州内中堅校レベルの大学からは合格通知をもらえるのではないかと思っている。
私の感覚では、アメリカは、全てがシステム化されている。コツを知り、コネがあり、作戦を練り、あとはひたすら要領よく結果(数値化できる結果)を出せば、だれでも出世できる。大学受験はその最初のステップなのだと思う。
優秀な子達は大学受験の経験を就職活動へ応用し、その経験を出世に応用し、それをさらに転職に応用して、という具合にキャリアを伸ばしていく。個人的にはとてもツマラナイ社会だと思うけれど、フェアという解釈もできるのだろうな。
ヨレヨレになって帰ってきた娘。本人なりに手ごたえはあったようで、とりあえず良いプラクティスにはなったようだ。あと3回受ければ志望校が要求するスコアは超えると思う。今日のために数ヶ月前からSAT問題集を購入し毎日やらせた(本当にしているかどうかは本人次第)。先月、別のSAT問題集を購入し、これは模擬試験用として使わせている。日曜日、午前中、タイマーを使って通しで問題を解くのだ。なので、今日は、一応色々と準備をしていたのでパニックにならずに出来た模様。
アメリカの大学出願では、SATのほかに高校の成績GPAも重要視される。これはとにかく毎日予習復習宿題を徹底させる。テストで70点以下の場合は再テストを受けさせる。
さらに課外活動の経験も重要視される。アート系、スポーツ系、ボランティア系。娘の場合、毎週土曜日は近くの大学の某スポーツ系ブカツに参加させてもらっている。また、昨夏は映像系のサマーキャンプに参加してそこで作品も作った。さらに、ダウンタウンの映画館でボランティアの経験もした。
あとはエッセイ。これは本人に書かせて、私が添削して、さらにそれを面倒を見ている大学生に最終確認してもらうつもり。
ということで、SATのスコアが目標をクリアしてくれれば、とにかく毎日コツコツと学校の勉強をしていけば、州内中堅校レベルの大学からは合格通知をもらえるのではないかと思っている。
私の感覚では、アメリカは、全てがシステム化されている。コツを知り、コネがあり、作戦を練り、あとはひたすら要領よく結果(数値化できる結果)を出せば、だれでも出世できる。大学受験はその最初のステップなのだと思う。
優秀な子達は大学受験の経験を就職活動へ応用し、その経験を出世に応用し、それをさらに転職に応用して、という具合にキャリアを伸ばしていく。個人的にはとてもツマラナイ社会だと思うけれど、フェアという解釈もできるのだろうな。
アメリカの大学受験ーSAT受験
以下は引っ越し前のブログからの転載。
今日は娘の初SAT受験で、朝5時に起き、受験会場である近くの高校へ送ってきた。今頃はリーディングを受けているはすである。
アメリカの大学受験は、GPA(学校の成績)、共通テストのスコア、エッセイ、推薦文、その他、と複数の要素で合否が決まる。SATは全米で行われる共通テストの1つで、もう一つはACT。両者の違いは良く分かりませんが、中西部はACTが主流、らしい。が、最近はほとんどの大学で双方を受け付けており、娘が通う高校もSATを推している。
SATは今年からリニューアルされた。旧バージョンは、英語、数学、エッセイがマストであったが、新バージョンではエッセイはオプショナル。なので、娘にとっては有利な改変であった。これらに加えて、理科や社会の各教科のテストも用意されているが、アート系を受験する娘には関係ない。
SATはほぼ毎月行われ、4月には娘が通う高校で受けることができる。優秀な学生は、自分が通う高校で1回受験すれば充分だけれど、娘の場合は複数回受けて一番良かったスコアを大学へ送る、というか、毎回スコアは大学へ送られ、最も良い成績がアプリケーションとして採用される、らしい。
なので、今回、来月は高校で、5月6月、と計4回、娘は受けることになる。それでも成績が悪い場合は、来セメスターの10月にもギリギリ受けられる、らしい。
Collegeboardと呼ばれる団体(だと思う)によって主催されており、ここのサイト上でSAT受験の申請を行う。SATの成績は、大学入学後のファイナンシャルサポート審査の材料としても使われ、だから、親の学歴や収入等もサイト上で記載することが要求される。
まず、学生自身の名前でアカウントを開設しなければならない。その後、志望する学部や、これまで取った授業や等の学生自身の情報、そして親の情報を記入していく。かなり面倒くさくて30分ぐらいかかった。そして、自分が受けたい日のSATを申し込む。受験料は50ドルくらい。ここで、志望校へ成績を送付するサービスを受けるかどうか聞かれ、受ける場合、リストの中から志望校を選択。送付サービスはSAT受験後1週間後から有料になる、らしい。なので、ざっとでいいから志望校を決めておくことと良い。
そして受験票発行のために学生の顔写真をアップしなければならい。写真は自撮りでよく、娘は壁を背景にアイフォンで撮影した。その後、サイト上に現れた受験票をカラープリンターでプリントアウト。
サイトでは、S大学受験アドバイスもみつけることができる。学費、はアメリカの家庭にとって深刻なイシュー。形としては、大学は義務教育ではないので、学生本人が全額負担することになっている。これが無理な場合に親がサポートするというスタイル。
家が裕福、子供の教育に力を入れている、つまり小さい頃からピアノやバレエを習わし色々な賞をとりました、あるいはアメフトで活躍しました、あるいは知り合いに某有名教授がいます、なので良いエッセイが書け良い推薦状がもらえました、結果トップ校やアイビーリーグに行くのしでた、という学生は多くの場合親が授業料を全額負担している(金があるから)。が、家が裕福ではない、でも大学へ行きたい、習い事も有力コネもないっすよ、結果頑張ってなんとか中堅校に進学したっす嬉しいっす、という学生の場合、ファイナンシャルサポートを受け、奨学金をもらい、バイトをして、ローンを組み、全部自分で払いましたけれどお陰で人生について学ぶことが多かったです、というパターンになる。つまり、私の感覚だと、中堅校くらいの方が真面目に必死に勉強している学生が多い。トップ校にも勉強をしている学生は多くいるけれど、それはエリートになるための勉強であり人生を変えるための勉強ではないのではないか。
サイトを覗くと、上記のような体験談やらアドバイスを多くみつけることができる。我が家は当然裕福ではないので、娘の名義で27K程度のローンを組み、足りない分を親の私がキャッシュとローンで払う。つまりファイナンシャルサポートを申請しなければならない。この申請が面倒で、夏までになんとかしないと、というのが今後の課題。
今日は娘の初SAT受験で、朝5時に起き、受験会場である近くの高校へ送ってきた。今頃はリーディングを受けているはすである。
アメリカの大学受験は、GPA(学校の成績)、共通テストのスコア、エッセイ、推薦文、その他、と複数の要素で合否が決まる。SATは全米で行われる共通テストの1つで、もう一つはACT。両者の違いは良く分かりませんが、中西部はACTが主流、らしい。が、最近はほとんどの大学で双方を受け付けており、娘が通う高校もSATを推している。
SATは今年からリニューアルされた。旧バージョンは、英語、数学、エッセイがマストであったが、新バージョンではエッセイはオプショナル。なので、娘にとっては有利な改変であった。これらに加えて、理科や社会の各教科のテストも用意されているが、アート系を受験する娘には関係ない。
SATはほぼ毎月行われ、4月には娘が通う高校で受けることができる。優秀な学生は、自分が通う高校で1回受験すれば充分だけれど、娘の場合は複数回受けて一番良かったスコアを大学へ送る、というか、毎回スコアは大学へ送られ、最も良い成績がアプリケーションとして採用される、らしい。
なので、今回、来月は高校で、5月6月、と計4回、娘は受けることになる。それでも成績が悪い場合は、来セメスターの10月にもギリギリ受けられる、らしい。
Collegeboardと呼ばれる団体(だと思う)によって主催されており、ここのサイト上でSAT受験の申請を行う。SATの成績は、大学入学後のファイナンシャルサポート審査の材料としても使われ、だから、親の学歴や収入等もサイト上で記載することが要求される。
まず、学生自身の名前でアカウントを開設しなければならない。その後、志望する学部や、これまで取った授業や等の学生自身の情報、そして親の情報を記入していく。かなり面倒くさくて30分ぐらいかかった。そして、自分が受けたい日のSATを申し込む。受験料は50ドルくらい。ここで、志望校へ成績を送付するサービスを受けるかどうか聞かれ、受ける場合、リストの中から志望校を選択。送付サービスはSAT受験後1週間後から有料になる、らしい。なので、ざっとでいいから志望校を決めておくことと良い。
そして受験票発行のために学生の顔写真をアップしなければならい。写真は自撮りでよく、娘は壁を背景にアイフォンで撮影した。その後、サイト上に現れた受験票をカラープリンターでプリントアウト。
サイトでは、S大学受験アドバイスもみつけることができる。学費、はアメリカの家庭にとって深刻なイシュー。形としては、大学は義務教育ではないので、学生本人が全額負担することになっている。これが無理な場合に親がサポートするというスタイル。
家が裕福、子供の教育に力を入れている、つまり小さい頃からピアノやバレエを習わし色々な賞をとりました、あるいはアメフトで活躍しました、あるいは知り合いに某有名教授がいます、なので良いエッセイが書け良い推薦状がもらえました、結果トップ校やアイビーリーグに行くのしでた、という学生は多くの場合親が授業料を全額負担している(金があるから)。が、家が裕福ではない、でも大学へ行きたい、習い事も有力コネもないっすよ、結果頑張ってなんとか中堅校に進学したっす嬉しいっす、という学生の場合、ファイナンシャルサポートを受け、奨学金をもらい、バイトをして、ローンを組み、全部自分で払いましたけれどお陰で人生について学ぶことが多かったです、というパターンになる。つまり、私の感覚だと、中堅校くらいの方が真面目に必死に勉強している学生が多い。トップ校にも勉強をしている学生は多くいるけれど、それはエリートになるための勉強であり人生を変えるための勉強ではないのではないか。
サイトを覗くと、上記のような体験談やらアドバイスを多くみつけることができる。我が家は当然裕福ではないので、娘の名義で27K程度のローンを組み、足りない分を親の私がキャッシュとローンで払う。つまりファイナンシャルサポートを申請しなければならない。この申請が面倒で、夏までになんとかしないと、というのが今後の課題。
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