北欧のどこかの国でベーシックインカムが試験的に導入されるらしい。
私はベーシックインカムに賛成である。
もし私が東京で暮らしていて、自分の仕事に飽き、あるいは無職で、毎月7万円を無条件でもらえることになったとしたら、と想像する。
おそらくプラスアルファのバイトをして、教育ローンを組んで何らかのスキルを身に着けるために学校に通うだろう。数年くらいの超貧乏生活も、もしその後に人生をやり直せるチャンスがある、あるいは別の人生を切り開くチャンスがある、と思えるならば、我慢できるのではないか。
競争社会の問題点は、「やり直しがなかなか難しい」ということであり、一度自転車をこぎ始めてしまうと止めることができない、ということである。もしコンスタントにある程度の金額が支給されれば、何かに挑戦して失敗してももう一度いや何度も新しいことを始めることができる。ガッツさえあれば、人生を切り開いていけるのではないか。もちろんそのためには社会がある程度成熟している必要があり、「東京では可能」ではあるが「アメリカの地方都市だと難しい」だろうけれど。
何回か書いたように、グローバルな視点からすると、東京に住んでいるだけで勝ち組、ラッキーだ、と私は思う。安全で、場所を選ばなければ安い賃貸で済み(しかし、なお安全)、食費も安く済み、職に就いていなくても保険が利用でき、車が無くても移動には困らず、安くてしかし楽しい娯楽もあり、仕事も沢山あり、出会いも沢山あり。そういう環境で、「毎月7万円支給するからこれで自分の人生を設計しなさい」と言われたら、サイコーな状態ではないか。
今後、格差社会はますますひどくなり、おそらく日本人のメンタリティからして、それを是正する方向に向かうと思う。それはおそらく下の層の救済ではあるが、必要最低限の金をだすから富裕層の邪魔をするのをやめてくれ(ここまでして人生失敗したらそれは自己責任です)、というモノであろう。
ということをアメリカ中西部で独り考えたランチタイムであった。
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