2017年2月1日水曜日

アメリカでサバイブ、-20年前から

フェイスブック(顔本)経由で大学時の先輩が本を出したことを知る。

私は物理学科に所属したのだが、理系の友達はあまりおらず、友人先輩は文系ばかりだった。彼らは、哲学、心理学、宗教学、史学、文化人類学、なんかを学んでいて、正直なところ、物理学なんかよりもずっと魅力を感じた。魅力を感じた主な理由は「隣の芝生は青い」的なモノだと思い、また、私の能力の低さから物理の勉強に着いていけず、そのためにある意味別の学問に逃げていたのだとも思う。

彼らとはほぼ毎日飲み会を開いて馬鹿話をして、終電を逃して誰かのアパートに皆で移動してまた馬鹿話をして、という付き合いをしていた。話の勢いで同人誌を出したりもした。さすがに3年の後半になると逃げてばかりもいられず、量子力学の勉強をかなりガッツリやって、その先の学問が垣間見えたりしたが、その一方で段々と細胞生物学に興味が出てきて、結果、卒業後は生物系の院に進むことに決めた。

大学を出て、当時の知り合いとは段々と疎遠になり、アメリカに来てからはまったく交流が途絶えた。数年前に顔本を始めて、少しずつ挨拶が再開して、今年の夏には、アメリカの学会に参加する当時の先輩と20年ぶりに再会することになった。顔本のおかげである。

顔本経由でかつての同人誌仲間が今は某大学の准教授やら教授になっていることが分かり、つまり、当時彼らが情熱をかけていた分野を進んで今もまだ学問をしていることを知った。「凄いね」と言うと「アメリカで頑張っているお前の方が凄いよ」と言われる。宙ぶらりんのポスドクを異国で続けているだけ、なので、そう言われるとなんとなく申し訳ない気分になる。が、まあ、一応まだ私も学問は続けていて、それなりの結果は出していることは胸を張ってもいいのかもしれない。

大学時代の、まだ無名で何もできなかった時代の友人たちが、20年経ってまだ頑張っていて結果を出していることを知ると、刺激になる。もう少し頑張ろう、という気持ちになる。

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