100年人生。年金に期待できないとなると65歳でリタイアというのはかなり難しいからなるべく長く必要がある、ということをショボショボと書いてきたのですが、フト思いついて「80歳まで働く」で検索してみたところ、そういう記事やらブログはかなりあるらしく随分とヒットした。おそらくリンダグラットンの影響だろうけれど、まあ、寿命が延びて、サラリーは上がらず、しかも年金に期待できない、ということを考えれば、長く働くモードになるのは当たり前か。
長く働くことが前提になると、長く働くためにはどうしたらよいか、を考えておく必要がある。100%のパワーで短期決戦よりも、50%のパワーでなるべく長く戦う方が、柔軟性があり、結果、オプションが増えるかもしれない。
今50歳の人が、ストレスが大きいけれど責任あるポジションでそれなりのサラリーがもらえる仕事(例えば年収800万)を65歳まで働いて疲れ切ってリタイアする場合と、ストレスはそれほど大きくなく責任も無いポジションで400万円の仕事をなんとなく80歳まで続けてそのままなんとなくリタイアする場合とでは、両方ともリタイアまでに1億2000万円の収入を得たという結果は同じだけれど、おそらく後者の方が受けたストレスの合計は少なく、また80歳まで社会と関わっていたことから肉体的にも良好なのではないか。
50%のパワーではやりがいを求めるわけにはいかないけれど、仕事を「金を稼ぐためのモノ」と考えると上記のような考察ができる。つまり、「やりたい仕事に必死になってくらいつく、そしてガッツリ稼ぐ」姿勢よりも、「やれる仕事を自分のペースでこなす、ただし高収入は期待しない」姿勢の方が、100年人生的には有利なのだろうな。
若い時の夢に基づいて仕事を決めるのも大事だけれど、80歳まで働ける仕事とは何かを考えておくことも必要なことだろう。そして、その両方がクリアーされる場合、自分にあったやりがいのある仕事、ということになるのだろう。いづれにしろ、我々は80歳まで、あるいはそれ以上、働くことを覚悟しなければならない。逆に考えると、80歳まで何かをやれるわけだから、長期的な戦略を立てられる。自分にあった戦略は何だろうか。
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