子供が引っ越す先の街を調べていて、なかなか良さげな場所だと気づく。
来月、大学のオリエンテーションを兼ねてアパートの下見に行く予定なのだが、小さめでシャレオツなダウンタウンの近くに位置している。大学街でもあるので、美術館やシアターや博物館が並んでいて、また学生が好みそうなレストランやカフェももたくさんある。こんなところで4年間やりたい科目を勉強で来たらさぞかし楽しいだろう。アメリカは夏休みが3か月以上もあり、その間に授業を追加で履修してもいいし学内でインターンシップをしてもいいしバイトをして金を貯めても良い。そういう過ごし方もできそうな環境なので、彼女はおそらく夏もこの街に居続けることになるだろう。まあ、うらやましい。
私は都内の大学に通い、その時はまだバブルの名残があったので、トーキョーウォーカーやぴあを片手にバブリーな遊びをした。好きな授業だけ受けて、バイトして、飲み会して、デートして、の毎日だった。サイコーの4年間を過ごした。ので、子供のことをウラヤンシク思っても仕方ないのだけれど、でも、うらやましい。
私は自分が体験して良かったことは全て子供にも味合わせたいと思っている。私が人生で学んだことや吸収したことをすべて子供、つまり次の世代、に受け渡したいのだ。そして、それらを元に娘が自分の人生を進んで、さらに次の世代に自らの経験を財産として受けわたす。私が到達できなかった場所に娘は進むことができて、娘が知らない世界を孫が開拓していく。そうやって、世代をまたいで先へ先へと進むことができれば、と思う。
だから、私がうらやましいと思うような大学生活を娘が送れるのを良かったと思う。充実した4年間を過ごして欲しい。
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