2017年6月23日金曜日

やるべきことと、やりたいこと。

朝、一時帰国している娘から電話。この時間帯に連絡してくることはないので、少し慌てて出る。お祖母ちゃん(つまり私の母)が検査入院になり今病院にいる、と言う。こちらの朝、つまり日本で夜8時くらいである。娘は少し動揺しているので、わざとゆっくりと話を進めた。おそらくそれほど大事ではなく、検査をして、数日して退院、という流れになるのではないかと予想する。が、もし「大事」だとしたらどうしようか、と考え始める。

親の介護や病気にどう対処するか、というのは在米者達の会話で頻繁にのぼる話題である。今回、電話越しに話を聞く限りでは、あまり心配することはなさそうだけれど、万が一のことがあり、大きな手術をすることになり、長期の入院、なんてことになったらオレは息子として何をしてあげられるのだろうか、と思う。金はないけれどせめて毎日見舞いに行くよ、なんて簡単なことすらも出来ないのである。滅多に見舞いにはいけないけど、金はあるから頻繁に一時帰国するよ、も当然できない。

親の死に目に会えなくても納得ができるような仕事をこちらでオレはしているのか、と思ったりもする。親のことをエクスキューズにしてアメリカでの生活を止めるタイミングを探しているのかもしれない、という面倒な思考も出てくる。が、いずれにしろ、親の死に目に会えなかったらとんでもない後悔をすることになるのだろうな。

やるべきことがあり、やりたいことがある。やるべきことをクリアーしたら、やりたいことができるのだ。子育てを終えた今、次は親のことを考えるタイミングかもしれない。どうすればよいのかは、これから考える。

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