2017年7月5日水曜日

23年

少しずつ気持ちも落ち着いてきてようやく気分も楽になって来た、なんてことは全くなく相変わらず自身に対する失望感はハンパない。ダメなものはダメであるという現実を受け入れつつも、自分がどれだけ使えないのかをヒシヒシと実感している。

とはいうモノの、おそらくまだまだ人生は続くのでどうにかしないといけない。

アメリカでラボをもって研究生活をしたい!、という夢を私は24歳の時に持った。周囲に留学経験者がおらず、また、アソビ大学に通っていた私にはアドバイスをもらえるような研究者の知り合いもいなかった。で、まあ、そこから試行錯誤があり、30代後半でようやく研究留学が実現し、そして今に至る。24歳の時の夢は70%くらい実現してゲームオーバーだ。時間もかかりすぎた。私は今47歳なので(47歳のポスドクは完全アウトだよなぁ、オレはダメだな全く)、つまり23年かかって青春時の夢を70%実現したのだ。自分の能力と環境を考えると、そんなものかもしれない。

逆に考えると、23年あれば夢の70%は実現する、のかもしれない。金もコネも能力もない男が23年それなりに頑張れば夢の70%は実現する、のかもしれない。だったら、これから23年間、私は次の夢の実現に向かって進んでいこうと思う。

自分は研究者として大成しなかった。満足できる結果を得られなかった。それは認めなくてはいけない。この苦い結末を次の23年間でどうやって生かしていくのか。負けたままではいられない。


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