早朝、日本にいる娘からの電話で起こされる。特に用事は無いけれど楽しくやっているから、だそうである。充実した滞在を送れているようなので良かった。若いんだから、親のことなぞ忘れるくらいが一番なんだけれど。
昨夜、某文化人系ツイッターを見ていたら、アメリカの科学制度が述べられているツイッターを紹介しており(リツイート?と言うのか)、それを手繰っていくと、アメリカの某有名系大学の日本人ファカルティにたどり着く。フラフラとこの某ファカルティ氏のツイートを読んで、この人が世界中の日本人ファカルティとやり取りをしていて、「結局のところ、優秀な人は何かしらのテニュア職に就ける云々」と書いており、当然のごとく、凹む。つまり、優秀ではないから大学に残れず、優秀でないからテニュアに就けない、ということだ。そうですか、では、優秀な皆さんで毎年順番にノーベル賞を取ってください、と思った。ただ、例えばIT業界の人が「結局、優秀な技術者は皆グーグルに集まるわけですよ」とか野球選手が「結局、優秀なプレイヤーは皆メジャーでプレイするわけです」とか述べるだろうか。という、チンピラ研究者の独り言。
その後、内田けんじ監督の「鍵泥棒のメソッド」を観る。同監督の「アフタースクール」を先日偶然観て、これがべらぼうに面白かったので。主演が香川照之、堺雅人、そしてヒロスエなので、これだけでも観る価値がある。古き良きアメリカ映画のスクリューボールコメディに分類されると思う。小さな出来事が段々と大きなドタバタに膨らんでいくのである。伏線が見事に張り巡らされており、後半に1つ1つ綺麗に回収され、最後のシーンでまさに「ジ・エンド」として終わる。大傑作であった。一方で数日前に話題になった「ウシジマくん」を観たのだけれど、こちらはまあまあで、内容も良く考えると?なことが多く、あまり楽しめなかった。が、世間的には「ウシジマくん」の方が知名度が高く売れているのだろうな。
「鍵泥棒」は複数の賞を取り、外国でリメイクされたり、またキャラメルボックス(懐かしい、大学生の時にデートで良く見に行ったのであった)により舞台化されているらしい。売れることと、一般に評価されることと、業界で評価されることと、内容の出来具合、製作者の満足度、は違うということだろう。たかだか2作品の比較で一般的なことは言えないけれど。
まあとにかく、自分のやり方で進んでいくしかない。売れたかった、けれど、「どうもオレは売れるタイプではなさそうだ」と自覚していくしかない。売れなくても納得できるモノを作り出していくしかない。
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